お知らせ

  • 如月のおたより

  • 2021.02.01

  • 今年は例年になく雪の多い冬となっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。朝晩はまだまだ冷え込みますが、それでも少しずつ日も長くなり、日中の日差しに春の訪れを感じられるようになりました。

    今年の立春は、2月3日。例年ですと2月4日なのですが、暦のずれで1日前倒しとなりました。春が一日早く訪れるのは、明治30年以来124年ぶりのことです。暦の上では一足早く、もう春になろうとしています。

    立春、立夏、立秋、立冬の4つの節気は、それぞれの季節の節目にあたります。その節目の前日が「節分」。昔は節分も4回ありましたが、今は一年に一度、立春の前日に邪気を払うための行事が行われるようになりました。今年の節分は2月2日ですので、間違えないようにしたいですね。

    節分に欠かせないのは、豆まきです。節分の日には多くのご家庭から「鬼はーそとー、福はーうち」の声が響きます。庭木に多い柊も魔除けの一つ。鬼はイワシの臭いと柊の葉のトゲが大の苦手ということで、イワシの頭を焼いて柊の枝に刺したものを玄関にとりつけると魔除けになるそうです。最近では恵方巻も有名ですね。恵方巻は縁起の良い七福神にちなんだ7種類の具入りのものがおすすめだそう。今年の方角は南南東です。

    たむらでは節分の時季になると、毎年「赤鬼」と「青鬼」の上生菓子が登場します。手作りのため、どれもちょっとずつ表情の違う鬼たちを楽しみにしてくださるお客様もいらっしゃいます。ユーモラスな表情の鬼たちを美味しくいただいて、お菓子で楽しく邪気払いはいかがでしょうか。

    また、可愛らしい真っ赤なハートの上生菓子もご用意。こちらはバレンタインデー用です。春の訪れを告げる「福寿草」や「うぐいす」などと合わせて、いつもとはちょっと違う「和菓子deバレンタイン」を楽しんでみてはいかがでしょう。
    このほかにも、新鮮ないちごをまるごと使った「うららか」や「いちご大福」、春ならではの「うぐいす餅」など、期間限定の和菓子も多数ご用意しております。うららかな春の日差しを楽しみながら、お散歩がてらお出掛けください。

    店主