お知らせ

  • 卯月のおたより

  • 2023.04.03

  • 今年は3月に20度を超える日があるなど、気温の差が激しく、あっという間に春となりました。東京では桜の開花宣言が出され、長野もそろそろ桜の便りが届き始めそうです。日本人にとって、4月は特別な月。桜とともに気持ちも新たに、新入学、新生活を始められる方も多いのではないでしょうか。

    そんな4月の和風月名は「卯月」。卯の花が咲く月であることから、この名がついたと言われています。卯の花とは、空木(ウツギ)の花のこと。白く清々しい花を咲かせることから初夏の風物詩とされており、古より月光や雪に例えられ詠われてきました。薄紅の桜の花を愛でた後は、真っ白な卯の花を探しに出かけるのも楽しそうです。
    お花見といえば花見だんご。たむらの3色だんごは4月上旬までの販売となっておりますので、お早めにお求めください。定番のおだんごも、毎朝1本1本丁寧に焼き上げておりますのでご一緒にどうぞ。

    また、春は人の移動の季節でもあります。お仕事の都合で県外へ出られる方も多いのではないでしょうか。新しい土地や職場でのご挨拶に、信州の味はいかがでしょう。「たからもも」は、川中島白桃のピューレとフリーズドライの果肉をたっぷり入れた、たむら特製の桃餡が決め手。「蕎麦朧」は信州産のそば粉を使ったたむらの逸品です。「杏壽」は更埴・森地区の杏を黒糖の餡にあわせ、香り高いパイまんじゅうに仕上げました。いずれも信州の美味しさをぎゅっと閉じ込めた、たむらならではの味です。お好みのお菓子を詰め合わせすることができますのでお気軽にご用命ください。

    さらにたむらでは、4月中旬より5月上旬まで、期間限定で「かしわ餅」の販売を始めます。5月5日は「五節供」のうちのひとつ、端午の節句。現在は「こどもの日」として、子どもたちの健やかな成長を願う日となっています。
    柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、家系が途切れないとされ、「子孫繁栄」を願う縁起の良い菓子として親しまれています。たむらのかしわ餅は、全部で4種類。定番の白がこし餡、よもぎを練り込んだ皮につぶ餡の緑、西京みそを用いたみそ餡の黄、紅が白餡に練り梅を加えた梅餡となっています。二つ折りにした皮の両角をピンと立たせて兜の形を模した、縁起の良いたむらのかしわ餅。初夏を思わせる柏の葉の香りを楽しみながら、お好みの味を見つけてください。


    店主