お知らせ

  • 師走のおたより

  • 2022.12.06

  • 今年もあっという間に一年が過ぎ、お坊さんの走る「師走」の季節となりました。日々はせわしなく過ぎていきますが、そんな時こそお茶とお菓子で、ほっと一息つく時間を大切にしてみませんか。

    今年の冬至は、12月22日。冬至は太陽の力が一番弱くなる日でもあり、次の日からふたたび太陽の力が甦ってくることから、「太陽が生まれ変わる日」ともいわれています。冬至が陰の極みで、翌日から陽に返ることから、この日を境に運が向くと考えられてきました。
    冬至には柚子湯に入って、かぼちゃと厄除けの小豆が入った冬至がゆを食べるのが定番だとか。冬至がゆを作るのは大変ですので、かわりに小豆たっぷりの、たむらのおまんじゅうやお団子で厄払いしてみてはいかがでしょう。薄氷が張ったような美しい「おぐらの」もおすすめ。小豆そのものの美味しさを楽しむことができます。

    さて、年末は今年一年を振り返り、お世話になった方へ、年の瀬のご挨拶に伺う頃でもあります。手土産として、たむらの「信州の詰め合わせ」はいかがでしょうか。信州そばを使った「蕎麦朧」や、川中島の桃を使った「たからもも」など、信州の素材を活かして作ったお菓子をご用意しております。たむらオリジナルの化粧箱に、お好きなお菓子を詰め合わせて、感謝の思いを届けましょう。ご用命に応じて、のし掛け、地方発送も承ります。慌ただしい年の瀬だからこそ、ご挨拶はきちんとしておきたいもの。安心して年越しを迎えられるよう、早めの用意が肝心です。

    また、菓銘をもつ上生菓子が、令和4年10月12日に「登録無形文化財」に登録されることとなりました。数ある和菓子の中でも最高峰といわれる上生菓子は、「五感」の菓子ともいわれます。目で見て楽しみ、ほのかに香る白手亡の餡を感じ、なめらかな舌触りと上品な味を堪能。そして、「菓銘」の響きに耳を傾けることで、職人の菓子に込めた「思い」を感じることができます。
    たむらでは新春を祝う菓子として、今年も上生菓子をご用意いたします。華やかな上生菓子は、初春にふさわしい逸品。おめでたいたむらの上生菓子で、新春の席に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

    みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

    店主