お知らせ

  • 水無月のおたより

  • 2021.06.02

  • 今年は梅雨入りが早いようで、5月中旬には九州・中国・四国地方や、近畿、東海地方が梅雨入りしたと発表されました。せっかくの五月晴れも続かなかったようで、雨の多い季節が到来しています。

    そんな雨の多い6月の和風月名は「水無月」です。旧暦の6月は梅雨が明け、夏を迎える頃。暑くなって水が枯れて無くなることから、水の無い月で「水無月」という説と、田んぼに水が張られている様子から水の月が「みなづき」に変化したという説があります。水が無いという意味と、有るという意味の、まったく逆の由来が残っているのはおもしろいですね。

    さて、6月といえば、「父の日」。今年は6月20日が父の日です。お父様へ、日頃の感謝を込めてお菓子のプレゼントはいかがでしょう。たむらでは、父の日の花として定着しつつある黄色いバラの上生菓子をご用意しております。美味しく食べられる可愛らしい花で、父の日をお祝いしませんか。

    また、6月21日は「夏至」です。1年のうちで最も昼が長くなる日として、よく知られていますね。さらに京都では、一年の半分にあたる6月30日に、半年分の邪気を祓って残りの半年を健康に過ごせるよう祈願する、「夏越の祓」という神事が行われます。その際に食されるのが「水無月」という和菓子。氷の形を模した三角形の白いういろうの上に厄払いの小豆がたっぷりとのった「水無月」を食べると、なんだか元気が湧いてくるような気がします。たむらでは定番の水無月の他、黒糖のういろうに松代のあんずをのせた、「あんず水無月」もお楽しみいただけます。

    さらに、たむらでは6月中旬頃からブルーベリーの生果がたっぷり入った大福、「あざやか」を期間限定で販売いたします。使用するのは高山村の農家、「瑠璃屋」さんのブルーベリー。農薬や化学肥料、除草剤を使用せず、高山村のきれいな水を活かして育てた完熟ブルーベリーを、たむら特製のミルク餡と合わせました。たっぷり入ったブルーベリーのフレッシュな甘味と酸味がミルク餡によってさらに引き出され、ブルーベリー本来の味をお楽しみいただけます。
    旬の時期にしか味わえない美味しさを、ぜひお試しください。

    店主