お知らせ

  • 弥生のおたより

  • 2021.03.01

  • 小春日和の日があるかと思えば、冬に逆戻りしたような寒さの日もあり、より一層、春の訪れが待ち遠しい季節です。それでも太陽の光は徐々に強さを増し、日当たりのよい場所では福寿草のたよりも聞こえてくるようになりました。

    さて3月の和風月名である「弥生」は、暖かな陽気に草木が一斉に芽吹き始めることを意味する「弥生(いやおい)」がつまって、「弥生(やよい)」になったと言われています。信州の長く厳しい冬が終わった後の、芽吹きの勢いはまさに圧巻。新芽のじゅうたんが敷き詰められたような田畑や、淡いグリーンの靄がかかった春の山を仰ぎ見ると、春の喜びで胸がいっぱいになります。

    そんな春の行事といえば、桃の節句。ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」として親しまれています。ひな祭りといえば、「菱餅」や「ひなあられ」、「白酒」などが定番ですが、桃や梅のお花見も兼ねて「お花見だんご」はいかがでしょうか。たむらの「3色だんご」はピンク・白・グリーンの3色のお団子を、たむら特製の餡につけて楽しみます。さくらの花がちょこんとのったお団子は可愛らしく、春ならではの美味しさです。さくら餅とあわせて4月上旬まで、期間限定で発売しております。

    さらにもうひとつ、春の行事といえば春のお彼岸、「春分の日」です。今年は3月20日が春分の日。お彼岸のお供えの定番といえば「ぼたもち」です。春に咲く牡丹の花のように大きく丸く作り、こしあんで包みます。対して秋のお彼岸は、萩の花にちなんで「おはぎ」と呼び、粒あんで俵型に作られます。「ぼたもち」と「おはぎ」は地域や作り方によって、さまざまな違いがあるそう。たむらでは春のお彼岸用に「ぼたもち」をご用意して、皆さまのご来店をお待ちしております。

    また3月といえば卒業の季節でもあります。お子様の卒業のお祝いや内祝いに、たむらのお菓子やお赤飯はいかがでしょうか。ハレの日の笑顔のそばにたむらのお菓子をご用命いただければ、こんなに幸せなことはありません。



    店主