お知らせ

  • 水無月のおたより

  • 2023.06.01

  • 今年はいつもより早い時期から花のたよりが聞こえはじめ、桜や桃、りんごなど、どれも例年より2週間ほど早く、美しい花が咲きました。このまますぐに暑くなるのかと思えば、今度は寒い日が続いたりと、不安定な天候が続いていますが、心に余裕を持って日々の暮らしに合わせながら、四季折々の美しさを楽しみたいものです。

    そんな6月の和風月名は「水無月」です。旧暦の6月は梅雨が明け、夏を迎える頃。暑くなって水が枯れて無くなることから、水の無い月で「水無月」という説と、田んぼに水が張られている様子から水の月が「みなづき」に変化したという説があります。水が無いという意味と、有るという意味の、まったく逆の由来が残っているのはおもしろいですね。

    さて、6月21日は「夏至」です。1年のうちで最も昼が長くなる日として、よく知られています。さらに京都では、一年の半分にあたる6月30日に、半年分の邪気を祓って残りの半年を健康に過ごせるよう祈願する、「夏越の祓」という神事が行われます。その際に食されるのが「水無月」という和菓子。氷の形を模した三角形の白いういろうの上に厄払いの小豆がたっぷりとのった「水無月」を食べると、なんだか元気が湧いてくるような気がします。たむらでは定番の水無月の他、黒糖のういろうに松代のあんずをのせた、「あんず水無月」もお楽しみいただけます。

    また、たむらでは6月中旬頃からブルーベリーの生果がたっぷり入った大福、「あざやか」を期間限定で販売いたします。使用するのは高山村の農家、「瑠璃屋」さんのブルーベリー。農薬や化学肥料、除草剤を使用せず、高山村のきれいな水を活かして育てた完熟ブルーベリーを、たむら特製のミルク餡と合わせました。たっぷり入ったブルーベリーのフレッシュな甘味と酸味がミルク餡によってさらに引き出され、ブルーベリー本来の味をお楽しみいただけます。旬の時期にしか味わえない美味しさを、ぜひお試しください。

    そして6月といえば、お父さんに感謝の思いを伝える「父の日」です。今年は6月18日が父の日。普段、なかなか言葉にすることのない「ありがとう」をお菓子に添えて、プレゼントしてみてはいかがでしょうか。
    たむらでは、美味しいお菓子をご用意して、皆さまのご来店をお待ちしております。

    店主