お知らせ

  • 如月のおたより

  • 2023.02.01

  • 今年は年明けから雪が少なく、おだやかな日が続いたかと思えば、10年に一度の寒波が到来するなど、寒暖差の激しい気候となっております。それでも日当たりのよい場所では梅のつぼみが開き始めるなど、春の気配が感じられるようになってきました。2月4日の立春を迎えれば、暦の上ではもう春。気持ちだけでも明るく在りたいものです。

    さて、立春、立夏、立秋、立冬の4つの節気は、それぞれの季節の節目にあたります。その節目の前日が「節分」。年に4回ありますが、室町時代の頃から、節分といえば立春の前日を指すようになりました。今年は2月3日が節分となります。
    節分といえば「豆まき」。昔から、冬と春の変わり目である節分には邪気が入ると考えられ、鬼を祓うために「豆まき」が行われるようになりました。ではなぜ「大豆」をまくのでしょう。大豆は昔から穀霊が宿るとされ、その大豆を炒ることで「魔目を射る」「魔滅」となることから、炒った大豆で鬼を祓うようになったとか。鬼は災害や病、飢饉などを指します。今年も勢いよく豆まきをして、鬼を祓いたいものですね。

    たむらでは節分の時季になると、毎年「赤鬼」と「青鬼」の上生菓子が登場します。手作りのため、どれもちょっとずつ表情の違う鬼たちを楽しみにしてくださるお客様も多く、人気の品となっております。今年の鬼たちは、もじゃもじゃの髪に白い牙、黄色い角が可愛らしく、お子様にも喜ばれる一品となっております。皆さまも、お家で楽しく邪気払いしてみてはいかがでしょうか。

    また、春を告げるうぐいすを模した「うぐいす餅」は、2月上旬までの販売となっております。こし餡をもちもちの生地で包み込み、たっぷりの青豆きなこをふりかけた「うぐいす餅」は、今しか味わうことのできない美味しさです。ぜひお早めにお求めください。

    このほか、春の大地の香りを楽しめる「草餅」や、新鮮ないちごをまるごと使った「うららか」、「いちご大福」など、春ならではの期間限定和菓子も多数ご用意しております。

    皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。


    店主