お知らせ

  • 水無月のおたより

  • 2022.06.01

  • 色鮮やかな紫陽花の花が美しく咲き誇る季節となりました。紫陽花は、土のpH値によって花の色が変わることが知られています。そこからあまり嬉しくない「移り気」などという花言葉がつけられていますが、どの花も美しく、雨の多い梅雨の季節に彩りを与えてくれています。

    そんな6月の和風月名は「水無月」です。旧暦の6月は梅雨が明け、夏を迎える頃。暑くなって水が枯れて無くなることから、水の無い月で「水無月」という説と、田んぼに水が張られている様子から水の月が「みなづき」に変化したという説があります。水が無いという意味と、有るという意味の、まったく逆の由来が残っているのはおもしろいですね。

    さて、6月21日は「夏至」です。1年のうちで最も昼が長くなる日として、よく知られています。さらに京都では、一年の半分にあたる6月30日に、半年分の邪気を祓って残りの半年を健康に過ごせるよう祈願する、「夏越の祓」という神事が行われます。その際に食されるのが「水無月」という和菓子。氷の形を模した三角形の白いういろうの上に厄払いの小豆がたっぷりとのった「水無月」を食べると、なんだか元気が湧いてくるような気がします。たむらでは定番の水無月の他、黒糖のういろうに松代のあんずをのせた、「あんず水無月」もお楽しみいただけます。

    また、たむらでは新たに、長野で暮らすさまざまな人とトークセッションを行い、期間限定で新しい「どらやき」作りに挑戦し始めました。その第1弾が、6月17日(金)より発売されます。7月15日(金)までの1ヶ月間、毎週金曜日に数量限定にて、ながの東急店での発売となります。
    今回のどらやきは、その名も「どらにしようかな」。たむら特製餡とカルピスバターを合わせた「アンバタ」、あんずの里の杏を使用した「杏」、ふわふわの抹茶クリーム餡が美味しい「抹茶」の3種を半分にして断面を美しく見せ、3個セット(1個半)にて販売いたします。いろいろな味が楽しめる「どらにしようかな」は、お土産にもぴったり!ご家族やお友達との楽しい時間を彩る一品になれば幸いです。

    さらに6月といえば、「父の日」です。今年は6月19日が父の日。お父様へ、日頃の感謝を込めてお菓子のプレゼントはいかがでしょう。
    たむらでは、美味しいお菓子をご用意して、皆さまのご来店をお待ちしております。

    店主