長月のおたより
2021.09.01
今年の夏は長雨が続き、例年になく涼しいお盆となりました。9月に入ると、信州はもう秋。朝晩に吹く風に、ひんやりとした秋の気配を感じます。
そんな9月の和風月名は、「長月」。秋が深まるにしたがって、次第に夜が長くなっていくことから「夜長月(よながづき)」が略されたという説が有力です。ほかにも、秋の長雨から、「長雨月(ながめづき)」の略であるという説や、稲を刈る月、「稲刈月(いねかりづき)」が転じたという説もあります。
さて、秋といえば秋分の日。今年は9月23日が秋分の日となっています。昼と夜の長さが同じになり、この日を境に冬至に向かって一日一日、夜が長くなっていく節目の日です。秋分の日の前後3日間、合わせて7日間は秋の彼岸でもあり、ご先祖様に感謝してお墓参りをする風習があります。お供え物の定番は、やっぱり「おはぎ」。昔は、秋は萩の花にちなんで「おはぎ」、春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」と呼び変えていたそう。なんとも風流な呼び名だと思いませんか。たむらでは、お彼岸用のおはぎをご用意しております。ご予約も承っておりますので、お気軽にご用命ください。
また、9月21日は中秋の名月です。今年はゆったりとご自宅で、ススキやお月見だんごを供えてお月様を眺めてみませんか。たむらでは、可愛らしいお月見だんごをご用意しております。お月様を模した黄色、秋の実りをイメージしたお米の白、そして草餅の緑が鮮やかな3色のお団子に、たむら特製の餡をたっぷりとつけてお楽しみください。
秋の味覚、シャインマスカットをまるごと一粒使った「水まんじゅう」もおすすめです。須坂の岡木農園さんのシャインマスカットを寒天で包み込んだ逸品。半透明の薄い寒天膜の内側から透けてみえるシャインマスカットのグリーンが、なんとも美しい宝石のような水まんじゅうになりました。寒天のぷるんとしたのど越しのあとに、フレッシュな果汁が口いっぱいに広がります。「秋の水まんじゅう」は、9月10日(金)から10月中旬まで期間限定、数量限定にて販売いたします。
秋は行事が目白押し。9月20日は敬老の日です。日頃お世話になっているおじいちゃん、おばあちゃんに、たむらの和菓子はいかがでしょう。菊の節句を思わせる上生菓子や、お土産にぴったりなお菓子の詰め合わせなど、豊富にご用意しております。
ご来店をお待ちしております。
店主