睦月のおたより
2021.01.01
新年、あけましておめでとうございます。
旧年中は多くのお客様にご来店いただき、心より感謝申し上げます。本年も皆様に愛される和菓子店を目指して職人一同邁進してまいります。これまでと変わらぬご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
さて1月の和風月名である「睦月」は、お正月に家族や親せきが集まり陸み合う(互いに親しみ合い仲良くする)ことから、「睦び月(むつびつき)」が「睦月」になったという説が有力です。新しい一年の始まりを家族と仲良く過ごすことで、明日へとつながる元気を心にたっぷりと蓄えることができれば素敵ですね。たむらではお正月にふさわしい上生菓子をご用意し、ご家族の団欒を彩ります。今年は松竹梅や鶴亀などの定番のほか、鯛や羽根つき、宝船、干支をご用意。今年の干支である「丑」は、小さなお子様にも喜んでいただけるよう可愛らしい和菓子に仕上げました。成人のお祝いにもふさわしいたむらの上生菓子を、おめでたい席に加えていただければ幸いです。
二十四節気で1月20日は大寒。二十四節気の最後の節気で、この日から2月3日の立春までの間が最も寒い時期にあたります。昨年12月には例年にない大雪となった日本列島ですが、今年の冬はどうなるでしょうか。雪対策、寒さ対策を万全にして、暖かくお過ごしください。そんな寒い冬のおやつに、あったかい「すいーとポテト」や「いもようかん」はいかがでしょうか。オーブントースターで少し温めるとさつまいもの甘味がさらに増して、冬のお供にぴったりの美味しさです。
冬来りなば春遠からじ。大寒が過ぎれば、春はもうすぐそこです。春の訪れを美しい鳴き声で告げる鶯を模した「うぐいす餅」や、甘酸っぱい大粒のいちごを包んだ「いちご大福」、「うららか」も登場します。また、受験生がご家族にいらっしゃるご家庭もあるかと思います。今はラストスパートの時期ですね。たむらでは縁起の良いお菓子、「勝栗」をご用意しています。可愛らしい栗のだるまのパッケージには、頑張る人を応援したいたむらの思いが詰まっています。この冬を乗り越えて、春に桜が咲くことを願っています。
店主