師走のおたより
2024.12.01
今年もまた、お坊さんが走る「師走」の季節となりました。長いようで短いような1年の終わりの月。慌ただしく過ぎていきますが、そんな時こそお茶とお菓子でほっと一息つくことも大切です。ゆく年を振り返り、来たる新しい一年に思いを馳せてみませんか。
さて、今年の冬至は12月21日。冬至は太陽の力が一番弱くなる日でもあり、次の日からふたたび太陽の力が甦ってくることから、「太陽が生まれ変わる日」ともいわれています。冬至が陰の極みで、翌日から陽に返ることから、この日を境に運が向くと考えられてきました。
冬至には柚子湯に入って、かぼちゃと厄除けの小豆が入った冬至がゆを食べるのが定番だとか。冬至がゆを作るのは大変ですので、かわりに小豆たっぷりの、たむらのおまんじゅうやお団子で厄払いしてみてはいかがでしょう。小豆そのものの美味しさを楽しめる「おぐらの」もおすすめ。小豆そのものの美味しさを楽しむことができます。
また、年末は今年一年を振り返り、お世話になった方へ、年の瀬のご挨拶に伺う頃でもあります。手土産として、たむらの「信州の詰め合わせ」はいかがでしょうか。信州そばを使った「蕎麦朧」や、川中島の桃を使った「たからもも」など、信州の素材を活かして作ったお菓子をご用意しております。たむらオリジナルの化粧箱に、お好きなお菓子を詰め合わせて、感謝の思いを届けましょう。ご用命に応じて、のし掛け、地方発送も承ります。慌ただしい年の瀬だからこそ、ご挨拶はきちんとしておきたいもの。安心して年越しを迎えられるよう、早めの用意が肝心です。
さらにたむらでは、新春を祝う菓子として今年も上生菓子をご用意いたします。数ある和菓子の中でも最高峰といわれる上生菓子は、「五感」の菓子ともいわれます。目で見て楽しみ、ほのかに香る白手亡の餡を感じ、なめらかな舌触りと上品な味を堪能。そして、「菓銘」の響きに耳を傾けることで、職人の菓子に込めた「思い」を感じることができます。
来年の干支は「巳」ですね。どんな形の上生菓子になるのか、ご期待ください。華やかな上生菓子は、初春にふさわしい逸品。おめでたい上生菓子で、新春の席に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
店主